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【アルベロベッロ】白いとんがり屋根の家が特徴!かわいらしい南イタリア屈指の観光地の見どころ!

【アルベロベッロ】白いとんがり屋根の家が特徴!かわいらしい南イタリア屈指の観光地の見どころ!

南イタリアにはナポリをはじめとした観光スポットがたくさんありますが、おそらく日本での知名度も考えると、トップクラスに有名なのが、プーリア州のアルベロベッロ。

白いお家にとんがり屋根が連なっている様子はとてもユニークで、人々の興味を惹きつけます。今回はそんなプーリア州のアルベロベッロの観光情報をご紹介していきます。

アルベロベッロってどんな街?

教会

アルベロベッロは南イタリアのプーリア州にある人口約1万人弱の街です。この土地に人が本格的に定住し始めたのは意外と遅く、16世紀初頭コンヴェルサーノ伯の領地として開拓されたのがはじまりとされています。

土地が開拓されると、主に農民が定住し、近隣の地のさらなる開拓や営農などが行われました。アルベロベッロとは「美しい木」を意味することからも、この土地の自然豊かな様子が伺えます。

この地方の地質は石灰岩質で、その地質を生かした家の建築が行われました。モルタルなどの接合剤を使わずに石灰岩の切石を積み上げる乾式工法を用いて建てられたトゥルッロ(Trullo)はアルベロベッロを含む地域一帯のシンボルともいえる存在へとなっていきました。

1996年には、周辺地域では姿を消していったトゥルッリですが、現在も尚、約1500以上ものトゥルッリが住居や店舗として利用されている景観は貴重であるとのことで、ユネスコの世界遺産にも登録され、世界中から注目を浴びることなりました。

トゥルッリは税金対策のためだった!?

アルベロベッロを一躍有名にしたとんがり屋根のお家トゥルッリですが、石灰岩質の材料が手に入りやすいなどの他にも理由があったといいます。

それがなんと税金対策。17世紀頃、アルベロベッロはナポリ王国スペイン人総督下にありました。スペイン人総督は、新たな街や家の建設に税を課する政策を打ち出していたため、王の監察官が視察に来る際に、すぐに取り壊せるような家をつくる必要があったのです。

接合剤を使わないトゥルッリはその点とても都合が良く、領主は農民にこうした家を常につくらせました。円錐形の屋根になっているのも、平らな石を少しずつ内側にずらしていくことで頑丈にする、柱や木材などの材料費を節約する、雨水を効率よく集め再利用する、などの利点があったようです。

現在のトゥルッリにはモルタルなどの漆喰が使用され、強度面、安全面でも改善されています。

屋根のシンボル

屋根

アルベロベッロのトゥルッリの屋根を見ると、シンボルマークがついているものがしばしば見られます。

このマークは色々な意味があり、キリスト教、異教や神話にまつわる宗教的な意味のものや、魔法や呪術のシンボル、単に家主のイニシャルや職業を表したものなど様々。

これらの白い模様は、雨や風で消えてしまうため、アルベロベッロの人々は現在も定期的に石灰を使って描き直す伝統を受け継いでいます。訪れる機会があれば、こうした屋根に込められた「人々の願い」を読み解きながら散策すると、さらに歴史の深さを感じることができます。

アルベロベッロの見どころ

アルベロベッロは大きく分けて2つの地区に分かれています。

ラルゴ・マルテッロッタ(Largo Martellott)、それに続くインディペンデンツァ通り(Via Indipendenza)を境に北側がアイア・ピッコラ地区(Aia Piccola)、南側がリオーネ・モンティ地区(Rione Monti)です。

アイア・ピッコラ地区は一般の住民も多く住んでいる地区で、もちろんトゥルッリもありますがそれ以外の建物も多くあります。比べてリオーネ・モンティ地区はずらっとトゥルッリが密集したいわゆるアルベロベッロのメイン観光地となります。

どちらの地区も徒歩で行き来ができ、アルベロベッロ全体も半日~1日でまわることが可能です。

トゥルッロ・ソヴラーノ(Trullo Sovrano)

トゥルッロ・ソヴラーノ

アルベロベッロの中心地からは少し北に離れたところにあるのですが、ぜひ訪れたいのがトゥルッロ・ソヴラーノ(Trullo Sovrano)です。最大の特徴は、街に数あるトゥルッリの中で唯一の独立した2階建ての構造ということ。

18世紀後半に裕福な神父の家族のために建てられたこのトゥルッリは、中央の大きな主屋根を12の小さな屋根が囲む壮大な造りで、内部にはスペースを有効活用するために厚い壁の内部に埋め込まれたようにつくられた階段や、当時の家具や調理具、農具などが展示されています。

Trullo Sovrano

住所: Piazza Sacramento, 10, 70011 Alberobello BA
時間: 10:00-12:45, 15:30-18:00
定休日: なし
料金: 2.5ユーロ
公式サイト: http://www.trullosovrano.eu/

カーサ・ペッツォッラ博物館(Museo del Territorio Casa Pezzolla)

カーサ・ペッツォッラ博物館

アイア・ピッコラ地区の建物で有名なのがこちらのカーサ・ペッツォッラ博物館(Museo del Territorio Casa Pezzolla)博物館です。18世紀後半に医師のペッツォッラ氏の邸宅としてつかわれていたことからこの名前がつきました。

建物は15棟ものトゥルッリが連結していて、外観からは分からないほど広大で複雑なつくりとなっています。現在はアルベロベッロの地域に関わる博物館となっていて、土地の歴史やワインや小麦などの農業、トゥルッリを建てるための石造りの工具、当時の家具が再現された部屋などを見学できます。

Museo del Territorio Casa Pezzolla

住所: Piazza XXVII Maggio, 70011 Alberobello BA
時間: 10:00-20:00(時期によって変動あり)
定休日: 月曜日
料金: 3~4ユーロ
公式サイト: https://www.comune.alberobello.ba.it/vivere-il-comune/luoghi/museo-del-territorio-ex-casa-pezzolla/

カーサ・ダモーレ(Casa D'Amore)

カーサ・ダモーレ

一見すると他の建物と違いはないようですが、歴史的に重要な建物がこのカーサ・ダモーレ(Casa D'Amore)。

この家はトゥルッリのように石を積み上げただけのものではなく、アルベロベッロで初めてモルタル(接合剤)を使って合法的に建てられた記念すべき第1号の家です。

1797年、ナポリ国王フェルディナンド4世によってアルベロベッロは伯爵の支配から解放され、ついに自由な家づくりが認められました。その解放令が出た直後、最初の市長選挙が行われているまさにその日に、フランチェスコ・ダモーレ(Francesco d'Amore)という市民が建築を始めたのがこの家です。

Casa D'Amore

住所: Piazza Re Ferdinando IV di Borbone, 3, 70011 Alberobello BA
時間: 10:00-14:00(観光案内所として利用されることあり)
定休日: 月曜日
料金: 無料
※ 内部見学は案内所として利用されている時に少しできる

ガリレオ・ガリレイ通り(Via Galileo Galilei)

通り

こちらのガリレオ・ガリレイ通り(Via Galileo Galilei)は特に観光名所ではないのですが、いわゆる観光客向けのトゥルッリではなく、実際に人々が住んでいる住宅街のトゥルッリを見ることができます。

白い壁にとんがり屋根のシンプルなトゥルッリがずらっと静かに並んでいる様子はどこか不思議で、観光地化された喧騒から離れて、静かに写真を撮ったり散歩したりするのにも最適な隠れスポットです。

Via Galileo Galilei

住所: Via Galileo Galilei, 670011, 70011 Alberobello BA
料金: 無料

サンタ・ルチア展望(Belvedere Santa Lucia)

展望

リオーネモンティ地区のトゥルッリ群を眺めるのに最適なのが、こちらのサンタ・ルチア展望(Belvedere Santa Lucia)です。サンタルチア教会の脇の道からは圧巻のトゥルッリが並んだ様子を見ることができます。

上記のカーサ・ペッツォッラ博物館やカーサ・ダモーレからも近く、人だかりができていることが多いので、分かりやすいと思います。

Belvedere Santa Lucia

住所: Piazza Plebiscito, 70011 Alberobello BA
料金: 無料

トゥルッロ・シアメーゼ(Trullo Siamese)

トゥルッロ・シアメーゼ

アルベロベッロの最大の観光メインエリアであるリオーネ・モンティ地区には、緩やかな斜面に約1000棟ものトゥルッリがびっしりと立ち並び、1996年に世界遺産に登録された「おとぎ話のような街並み」のイメージそのものの景色が広がっています。

そんなリオーネ・モンティ地区で見ておきたいトゥルッリが、トゥルッロ・シアメーゼ(Trullo Siamese)です。

ひとつの家にふたつのとんがり屋根があり、家の真ん中を厚い壁で仕切られ、入口はそれぞれ違う道路に面してつくられているという、なんとも奇妙な家の構造となっています。

実はこれは恋のこじれなんだとか。もともとこの家に住んでいたのは仲の良い兄弟だったのですが、兄の婚約者があろうことか弟に恋をしてしまいました。三角関係の結果、その女性は弟と結婚、怒った兄はふたりを追い出そうとしましたが、共同財産だったためにそれもできず。法的な争いの結果、「家を中央で完全に2つに分割する」という結論に至り、壁を築いて出入り口も別々にした現在の姿になったといいます。

現在はお土産屋さんが入っています。

Trullo Siamese

住所: Via Monte Pasubio, 6, 70011 Alberobello BA
時間: 9:00-22:00
定休日: なし

モンテ・ペルティカ通り(Via Monte Pertica)

トゥルッリ

屋根にシンボルマークのついてトゥルッリがずらっと並ぶ、よく絵はがきやガイドブックで見る写真の景色を見られるのがモンテ・ペルティカ通り(Via Monte Pertica)です。この通りはいわばメイン通りで、多くのお土産屋さんなどが点在しています。

お店によっては屋上からパノラマを見ることができたりするので、「Panorama」と入口に看板が出ているお店に入って景色を眺めるのもありです。その際は少し買い物をするのがマナーだとか...。

Via Monte Pertica

住所: Via Monte Pertica, 70011 Alberobello BA
料金: 無料

聖アントニオ教会(Chiesa di Sant'Antonio da Padova)

教会

モンテ・ペルティカ通りの終盤に位置する聖アントニオ教会(Chiesa di Sant'Antonio da Padova)は、世界で唯一のトゥルッリの形をした教会として知られています。

1926年に着工し、わずか1年という急ピッチで建てられたこの教会は、伝統的なトゥルッリ職人の技術が存分に発揮されています。中央のドーム部分は、高さ21メートルもの巨大なとんがり屋根になっており、その頂点には十字架が掲げられています。

Chiesa Parrocchiale di Sant'Antonio da Padova

住所: Via Monte Pertica, 18, 70011 Alberobello BA
公式サイト: https://www.santantonioalberobello.it/

アルベロベッロのおすすめ料理情報

プッチャ

アルベロベッロに限らずプーリア州の伝統料理である耳たぶの形をしたオレキエッテは、プーリア州滞在中に一度は食べたい料理のひとつ。オレキエッテに合わせるソースは菜の花に似たチーマ・ディ・ラーパという野菜にアンチョビ、にんにく、唐辛子というシンプルながらもとても美味しい一皿です。

また、アルベロベッロでよく見るストリートフードが、プーリア州のパニーノ、プッチャ(Puccia)です。薄めのパンをカリッと焼き上げて、中にハムやブッラータチーズ、野菜のグリルなどを挟んで食べます。ブッラータチーズは最近日本でも見かけるようになった、フレッシュな生クリーム、ストラッチャテッラをモッツァレラチーズで包んだプーリア州の特産品です。

プーリア州のレストランは前菜が楽しい!おまかせ前菜が小皿で何皿も運ばれてくるのがプーリア州スタイルで、色々な料理を少しずつ食べれるため、日本人にぴったりなんです。アルベロベッロのレストランでも前菜はこのスタイルでぜひ。

メインにはボンベッテ(Bombette)というお肉料理がおすすめ。薄くたたいた豚肉でカチョカヴァロやプロヴォローネなどのチーズとハーブを包んで炭火で焼く料理で、シンプルながらこれが絶品です。

アルベロベッロへの行き方

アルベロベッロへはプーリア州の州都バーリから電車、またはバスでアクセスできます。

電車で行く場合

バーリからアルベロベッロへはFSE社(Ferrovie del Sud Est)という鉄道会社が運行しています。ロゴはイタリアの主要鉄道会社であるトレニタリア社とほぼ同じなので注意!

時間帯によっては乗り換えなしで一本で行けるものもあれば、途中のプティニャーノ駅(Putignano)で乗り換えするものがあります。プティニャーノ駅での乗り換えの場合も、隣のホーム駅への乗り換えのことがほとんどのようなので、そこまで心配はないかと思います。所要時間は約2時間ほどです。

時刻表はトレニタリア社のサイトから検索できます→https://www.trenitalia.com/it.html

バーリからアルベロベッロへ

鉄道会社: FSE社(Ferrovie del Sud Est)
料金: 片道6.3ユーロ
所要時間: 約2時間
運行間隔: 約2~3時間に一本

※日曜・祝日は本数が減ったり時間が変更したりするので注意
FSE社の公式ホームページ→https://www.fssudest.it/s/?language=it

バスで行く場合

ちょうどいい時間帯で見つかれば、電車に比べて短時間で移動できるのがバス。乗り換えなしで行ければ約1時間20分でアルベロベッロまで行くことができます。ちなみにバスを運行しているのも電車と同じくFSE社(Ferrovie del Sud Est)の、トゥルッリ・リンク(Trulli Link)というバスでアクセスできます。

ちなみにこのトゥルッリ・リンクでロコロトンドへも行けます。

注意したいのは、バーリのバスターミナルがバーリ中央駅(Bari Centrale)から徒歩数分ほど歩くこと。バーリ中央駅の南側の出口が出た後、右側に歩いていくと「Bari Bus Terminal」の看板が見えてきます。

こちらも時刻表はトレニタリア社のサイトから確認できます→https://www.trenitalia.com/it.html

時刻表を見ると、電車とバスを乗り継ぎするものだったり、バス2回乗り継ぎするものなどもあったりするので、なるべく乗り継ぎのないもの、少ないものをあらかじめよく確認しておきましょう。

バーリからアルベロベッロへ

鉄道会社: Trulli Link (FSE社-Ferrovie del Sud Est)
料金: 片道5~7ユーロ
所要時間: 約1時間半~2時間
運行間隔: 約1~2時間に一本

※日曜・祝日は本数が減ったり時間が変更したりするので注意
FSE社の公式ホームページ→https://www.fssudest.it/s/?language=it

専用車で行く場合

電車とバスでの行き方を上記でご紹介しましたが、断然おすすめなのがベルトラ(Veltra)の企画する専用車での送迎サービスです。バーリ発着のプランで、マテーラやアルベロベッロなどを専用車でまわることができます。

バーリ港発着!選べるバーリ旧市街or世界遺産マテーラ&アルベロベッロツアー<貸切/3時間or8時間/現地語ドライバー>

専用車のメリットはなんといっても、バスや電車の待ち時間を大幅に短縮することができ、街の観光の時間を多くとれること。一日でマテーラとアルベロベッロをまわれるのは、専用車でなければまず不可能です。

プーリア州やシチリア州などは色々と見どころがありますが、交通の便が悪いのが難点。それを解決してくれるベルトラの送迎サービス、おすすめです!

VELTRA(ベルトラ)

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