ナポリ風スカローラのピッツァとは
ナポリピッツァで有名なナポリですが、独特の食感と香ばしさは窯がなくてはなかなか再現できません。それでも、ナポリのマンマは家庭でとっても美味しいピッツァをつくります。
そんな家庭的なピッツァの定番のひとつがナポリで大人気の野菜・スカローラを使ったリピエノ(包み焼き)のピッツァ。シンプルなピッツァ生地との相性は抜群で、ついパクパクと食べてしまいます。リピエノになっているので持ち運びもしやすく、お弁当代わりにも活躍します。
レシピ
~生地~
・強力粉 500g
・塩 15g
・砂糖 5g
・生イースト 12g
・オリーブオイル 25g
・水 300g
~ナポリ風スカローラ~
・スカローラ 2個
・黒オリーブ(種抜き) 100g
・アンチョビ 30g
・ケッパー 20g
・ニンニク 2片
・松の実 20g
・レーズン 20g
~ナポリ風スカローラ~
※スカローラ2個分をオリーブやケッパーなどとクタクタに煮ておき、冷ましておきます。(作り方はコチラを参照ください)
~ナポリ風スカローラのピッツァ~
①ボウルに水、生イーストを入れて溶かし、他の材料も全て加えます。
②まとまってきたら台に移して10分~15分こねていきます。生地が手から離れるくらいが目安です。
③ボウルに戻して暖かい場所で1時間半~2時間ほど発酵させます。
④発酵が終わったら打ち粉をした台にあけ、手で軽く押してガスを抜きます。生地を6:4の割合で分割、丸め、ふきんをかぶせて15分ほど休ませます。
⑤大きい方の生地をめん棒をつかって丸くのばし、オリーブオイルを塗った型の上に敷いていきます。フォークで全体的に穴を開けておきましょう。
⑥冷ましておいたスカローラを生地の上にたっぷりのせます。
⑦もうひとつの小さいほうの生地をのばして蓋をし、はみ出している⑤の生地を折り返して縁目を閉じます。刷毛でオリーブオイルを塗り、ラップをして約30~40分ほど二次発酵をとります。
⑧200度のオーブンで約30分こんがり焼き色がつくまで焼けば完成!
さいごに
スカローラを使ったピッツァは家庭だけではなく、ピッツェリアなどのお店でも半月形をしたカルツォーネのリピエノとしてよく作られます。
薪窯で香ばしく焼き上げられた生地と旨味が閉じ込められたスカローラがこれまた絶品なので、もしお店のメニューで見つけたらぜひ試してみてくださいね!
スカローラが手に入らない場合はすでにオリーブやケッパーで調理済みのイタリア産スカローラの瓶詰めも出回っているので、こちらも利用すれば手軽に作ることができます。