【Lioniello】カゼルタで食べる現代的ナポリピッツァ

【Lioniello】カゼルタで食べる現代的ナポリピッツァ

2023年10月訪問

伝統的なナポリピッツァに対し、ビガ製法などを取り入れ、水分率の高い生地でつくるナポリピッツァを現代的ナポリピッツァ、ピッツァ・コンテンポラーネア(Pizza Contempolanea)と呼びます。

近年このピッツァ・コンテンポラーネアのお店は勢いを増していますが、そのなかでも今イケイケのお店がカゼルタにあるリオニエッロ(Lioniello)です。

長髪にハットを被ってピッツァを焼く彼の姿は、従来のピッツァ職人ぽくなく、不思議な感じがします。個人的にはちょっと玉木宏に似ている気がきています。(←どうでもいい)

そんなカゼルタの人気店にやってきました。

外観
一面ガラス張り、おしゃれ!
テーブル
日本のファミレスみたいな感覚

ピッツェリアとは思えないモダンな造りで、すごいシックな印象のピッツェリア。

驚くことにホールスタッフを呼ぶボタンまでありました!イタリアでこれをみたのはここが初めてです。お店のこういった外観や内装などからも伝統的なナポリピッツァではなく、新しいことにチャレンジしていることが分かります。

メニューを見るとカンパニア州の食材を中心にかなり素材にこだわっているのが分かります。季節感も大事にしていて、旬の野菜に応じてピッツァメニューも結構変わるよう。

ピッツァ
水分が多いけどしっかり焼いてあるのでビチャッとしてない
ピッツァ
こちらはズッキーニずくしの一枚
ピッツァ
カボチャとサルシッチャの組み合わせは定番

筆者が頼んだのはポルチーニとサルシッチャをつかったピッツァ。

生地はフワフワで軽い!この食感は伝統的なナポリピッツァとはだいぶ違います。フワモチ食感なので、コルニチョーネがあまり好きではない人もついつい食べたくなります。イタリア人は縁部分のコルニチョーネを残す人が大勢いるので、こうした縁が大きな現代的なピッツァは否定派が根強くいます。

ただ、こうして満席のお店を見ると、時代はやっぱりこっちの流れだなあと思いました。

伝統的なナポリピッツァ派の筆者ですが、こうしたナポリピッツァもそれはそれでいいのかなと思います。むしろ絶対的なナポリピッツァというものに対して、新たな挑戦をしているこのお店やヴィンツェンツォ・カプアーノはすごいですね。

同じカゼルタのマサニエッリより好印象でした!

Pizzeria da Lioniello

住所: Via Murelle, 1, 81030 Succivo CE
営業時間: 12:30-14:30, 19:00-23:45
定休日: 月曜日(日曜はディナーのみ営業)
料金: 20-30ユーロ(一人)
アクセス: S.Antimo-S.Arpino駅からバスと徒歩
公式サイト: https://salvatorelioniello.pizza/

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