【Donna Teresa】ナポリの家庭料理を食べたい人におすすめ!ヴォメロのオステリア

【Donna Teresa】ナポリの家庭料理を食べたい人におすすめ!ヴォメロのオステリア

2023年11月訪問

ヴォメロ地区というとちょっとお高いイメージがあるのですが、その中にも大衆的な食堂は残っていて、そのひとつがドンナ・テレサ(Donna Teresa)です。

ヴァンヴィテッリ駅すぐ近くのこのお店は、小さな店内にテーブルとイスがくっつくように並んでいます。まさに食堂のような見た目で、観光客よりも地元のお客さんで毎日賑わいます。

外観
オーナーのおじいちゃんがいつも店の前に座ってます

ここには何度もランチに食べに来ていて、テキパキと働く親切なシニョーラの接客もとても好印象なお店です。ディナーは分かりませんが、ランチはいわゆる紙のメニューなどはなく、全て口頭で伝えられます。パスタなどのプリモピアッティはいつも2種類から選べ、その日によって変わります。

今回は妻とふたりで行き、筆者は白インゲン豆のスープ、ズッパ・ディ・ファジョーリ(Zuppa di Fagioli)、妻はレンズ豆のスープ、ズッパ・ディ・レンティッキエ(Zuppa di Lenticchie)を注文しました。もう11月ということで、メニューもナポリの冬の定番料理になっています。

プリモ
Zuppa di Fagioli、うますぎです
プリモ
Zuppa di Lenticchie、これも美味い!

ここの良いところは注文してすぐに出てくること。あらかじめ2種類のプリモをつくってあってあとはよそるだけという状態のため、はやいはやい。ただ勘違いしてほしくないのは手を抜いているというわけではなく、こういうナポリの昔ながらの食堂のスタイルなんです。

家に帰って、マンマが作っておいたパスタを温めなおして出してくれる、まさにそんな感じ。

この白インゲン豆とスカローラというナポリ野菜のスープが本当に美味しい。シンプルで全く映えませんが、まさにこれこそイタリア料理、ナポリ料理です。これとパンがあればもう十分。

プリモピアットを食べ終えそうなころに、シニョーラがセコンドと付け合わせをどうするか聞いてきます。もちろんそのメニューも全て口頭で説明してくれるので(結構早口なんです 笑)、よく聞いてオーダーします。

プリモピアットでお腹いっぱいになれば、頼まなくてもOKですし、セコンドだけ、付け合わせの野菜だけでもOKです。

筆者は肉団子のトマトソース煮込み、ポルペッテ(Polpette al sugo)とブロッコリーを、妻は牛肉にペコリーノやレーズンなどを入れて巻いたブラチョーラ(Braciola)を注文しました。

セコンド
これこそナポリ料理!
セコンド
これまたナポリ料理の定番、ブラチョーラ

あーめちゃくちゃいい。

ポルペッテもブラチョーラも同じトマトソースで煮込んであるので、トマトソースに旨味が出てて美味しい。味も本当にマンマの味という感じで、勝手に懐かしくなります。ブロッコリーやわかくゆでた感じとか、にんにくのちょっと大きな欠片があったりとか、レモンを自分でギュッと絞るところとか全てがいいです。

お会計はたしかひとり16ユーロ。水やグラスワインも入れてこの値段ですから相当安いです。私のお気に入りレストランのうちのひとつです。

Osteria Donna Teresa

住所: Via Michele Kerbaker, 58, 80127 Napoli NA
営業時間: 12:30-15:00, 19:30-21:30
定休日: 日曜日
料金: 10-20ユーロ(一人)
アクセス: ヴァンヴィテッリ駅から徒歩約2分
公式サイト: https://osteriadonnateresa.eatbu.com/?lang=en



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