ナポリといえば薪窯で焼き上げるナポリピッツァが有名で、ナポリ市内には数多くのピッツェリアがあり、ピッツァイオーロとよばれるピッツァ職人によって焼かれるピッツァは格別です。
しかし、ナポリのピッツァはなにもピッツァ職人だけがつくるものではありません。そう、ナポリのマンマ!彼女たちはそれぞれ自分のオリジナルのレシピを持っていて、ピッツェリア顔負けのピッツァを各家庭で焼き上げるのです。
ピッツァのレシピ紹介
お家でつくるピッツァはやわらかい生地でつくるので、むしろ本物のナポリピッツァに比べて冷めても美味しいし、長持ちなんです!基本のピッツァ生地さえマスターしてしまえばトッピングしだいで色んなアレンジも楽しめます!
今回はとっても簡単な作り方でできてしまう、ナポリの家庭的なピッツァ・マルゲリータのレシピをご紹介します!
-生地-
・強力粉 450g
・塩 15g
・砂糖 5g
・生イースト5g
(ドライイースト2g)
・オリーブオイル 20g
(もしくはラード20g)
・水 300cc
-トッピング-
・トマト パッサータ 約300~500g
・モッツァレラチーズ 約200g
・パルミジャーノチーズ 適量
・オリーブオイル 適量
・バジル 適量
①強力粉以外の生地の材料をボウルに入れ、まぜ合わせます。しっかり混ぜ合わせたところで強力粉を一気に加えてまぜていきます。
②ある程度ひとまとまりになったらボウルから台に生地を移して作業していきます。最初はこんな感じで水分が均一に行きわたってなく、表面もなんだかゴワゴワしています。
③生地の捏ね方のポイントとしては、手のひらは使わずに、指をつかって捏ねてくイメージです。指で生地を台に押し付けて、、
④すばやく上にはがすように持ち上げます。これをテンポよくスピーディに繰り返します。10分ほど繰り返しているとだんだん生地が滑らかになり、均一になっていくのがわかります。
⑤生地が捏ねあがったら、生地が乾かないようにボウルを被せて10分ほど休ませます。休ませることによってストレスのかかった生地がゆるんで、滑らかにまとまるようになります。
⑥生地が落ち着いたら、スケッパーをつかって生地の表面を下側に送り込んでいき、表面が張るように形を整えます。こうすることで、発酵時に発生するガスをしっかりと生地内に取り込むことができます。
⑦ラップをして発酵開始!目安としては2~3時間ですが、時間がない時や冬の時期などはイーストの量をちょっと増やしたり、ぬるま湯を使ったりして工夫することで調節できます。
⑧生地が倍以上に膨らんだらOK!ピッツァ生地の場合は発酵不足よりも発酵しすぎたかなと思うくらいで大丈夫です。
⑨スケッパーを使って生地をとり出します。気泡をなるべくつぶさないように気をつけながら打ち粉をした台の上にとり出しましょう。
⑩めん棒は使わずに、手の指先でおすようにして伸ばしていきます。ここでは伸ばしすぎないようにして、ある程度の大きさに伸ばせたら天板の上に移して、天板の上で仕上げるようにしましょう。
⑪隅までしっかりと生地が行き渡ったら、ラップをしてもう一度40分~1時間発酵させます。
⑫その間にトマトソースをつくります。トマトソースといっても、トマトホール缶をブレンダーにかけたものでOKです。塩を重量の1%を目安にして加えましょう。今回は裏ごしされたパッサータを使いました。
⑬生地の発酵が終了したら、均一に膨らむように指で押して穴をつくります。
⑭トマトソースをぬり、オリーブオイル、パルミジャーノチーズをふりかけます。オリーブオイルはたっぷり目にかけるのが美味しくなる秘訣です。トマトソースはお好みの量で。
⑮230℃に温めたオーブンで約10~12分焼きます。
⑯ピッツァをオーブンから取り出し、モッツァレラチーズをのせます。モッツァレラチーズは細かくしすぎずに、ある程度大きくカットした方が形が残って美味しそうに仕上がります。
⑰もう一度ピッツァをオーブンに入れ、約3~5分ほどピッツァの焼き具合を見ながら最終的な焼きを入れていきます。
このようにモッツァレラの原形を保ちつつ、トロッとなった状態がベスト!
⑱網の上に移して冷まします。仕上げにバジルを散らせば完成!香ばしいピッツァの香りがいっぱいに広がります!
アレンジは無限大!
いかがでしょうか?ピッツァは材料を入れる順番や、発酵時間、形などそこまで神経質になる必要はないので、豪快な気持ちでつくりましょう!
モッツァレラチーズがない!なんていう時には少し多めのトマトソースとオレガノ、にんにくスライス、半分にカットしたミニトマトを使えば、極上マリナーラのできあがり!そこにツナ缶をのせてもいいし、ハムをのせても最高です。アイデア次第で色んなピッツァができるので、ぜひ試してみてください!
ピッツァに最適なナポリのカプート社の小麦粉がオススメです。