これで安心!イタリアのコンセントや変換プラグ事情を徹底解説!

海外旅行へ行く前にしっかり確認しておきたいのが、行き先の国のコンセント

日本のコンセントはAタイプと呼ばれるタイプひとつですが、ヨーロッパの国は色んなタイプが存在していて結構ややこしい。サイトによってCタイプを推奨していたり、SEタイプを推奨していたりと僕自身も最初の渡航の時は不安な気持ちが強かったです。

今回はそんなイタリアの電源プラグ事情を分かりやすくまとめてみました。

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イタリアのコンセントは?

現在のイタリアでは日常的な電化製品にはCタイプのコンセントが主に使われています。

しかし実際のイタリア国内では昔に使われていたタイプや、電力消費が大きい家電に使われるタイプなど、実は何種類かのコンセントがあります。

色々なタイプのコンセントはこちら↓

電源プラグ
 現在の主流 Cタイプ:イタリアで買ったスマホの充電器
電源プラグ
Lタイプ(16A用):イタリアの比較的旧式のドライヤー
電源プラグ
Lタイプ(10A用):イタリアのパソコンの差し込みプラグ
電源プラグ
SE(F)タイプ:イタリアの比較的新しいドライヤー

イタリアで見られるプラグ受け

上に紹介したようにイタリアには何種類ものコンセントが存在するので、必然的にコンセントを差し込むプラグ受けも色々なタイプがあるんです。

図で分かりやすく一覧にしてみたので、こちらをご確認ください↓

イタリアの電源プラグ

イタリアの独自のコンセント "Lタイプ"

イタリアはもともとLタイプというプラグのピンが平行に3つある独自のプラグを使用していました。(現在でもイタリアの家庭にはこの形のプラグ受けが多く使われています。)

このLタイプには照明などに使用する10A用のものと、比較的電力を消費するドライヤーや大きな家電製品用に16A用のものがあり、16A用のプラグ10A用よりも太く、ピンの間隔も広くなっています。(一覧のNo.1とNo.2)

1960年代ごろからこの10A用と16A用の統一が進められ、どちらのLプラグも差し込めるプラグ受けが開発されました。(一覧のNo.3)

ドイツ式プラグ "SE(F)タイプ"

またドイツ式プラグと呼ばれる"SE(F)タイプ"のプラグ受け(一覧のNo.4)もよくみかけます。

主に冷蔵庫だったり、電子レンジ、ドライヤー、アイロンなど、電力消費が多い家電製品のプラグはドイツ式プラグが採用されているケースが多いです。海外ではこの形状のプラグをFタイプと呼ぶのですが、なぜか日本ではSEタイプと呼びます。

ドイツ式プラグ受けはSE(F)タイプの他にもLタイプ(10A用)やCタイプ(後述します)のコンセントにも対応しているため、万能タイプと呼べるでしょう。

また、最近ではLタイプの16A用にも対応した最強プラグ(一覧のNo.5)も広く普及しています。新しくリフォームされている家なんかには大体この最強タイプのプラグ受けが設置されています。

イタリア旅行へは "Cタイプ"

Lタイプやらドイツ式やら、SEやらゴチャゴチャして「え、種類が多くて大変そう」と思ってしまうかもしれませんが、安心してください!実際はすごくシンプルで、Cタイプの変換プラグさえあれば全てをカバーすることができます。

Cタイプのプラグはヨーロッパ中のプラグ(Lタイプ、Eタイプ、SEタイプ、Kタイプなど)に対応している、素晴らしいプラグです。別名ユーロプラグとも言われます。

イタリアでCタイプのプラグが使えないのは16A用のLタイプ(一覧のNo.2)の受けプラグだけです。しかもこの型はかなり旧式ですし、大抵の場合は一覧のNo.3の10Aと16A兼用タイプがほとんどですので、心配はいりません。

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変換プラグで使える日本の電化製品

変換プラグは"Cタイプ"のものでいいことがわかりました。

ただし、全ての日本の電化製品が変換プラグのみで使えるわけではありません。もう一つ大事なのが、電圧です。イタリアの電圧は"220V-50Hz"で、日本の電圧は"100V-50/60Hz"ですから、日本の家電製品を使うにはイタリアの電圧を100Vに下げる変圧器(ダウントランス)が必要です。

現在は変圧器の出番なし!?

とはいうものの、現在の日本のスマートフォンやパソコン、カメラなどの旅行に持っていくであろう電化製品は電圧が世界各国で使える"100-240V"に対応しているものがほとんどなので、Cタイプの変換プラグを購入すればイタリアで日本と同じように使用することが可能です。

念のため、持っていく電化製品についているタグに"INPUT 100-240V"の表記があるかを確認しましょう。

ドライヤーは海外対応のものが便利

その例外ともいえるのが、ドライヤーなどの電力消費が激しい製品です。日本で普段使っているドライヤーは基本的に変換プラグだけでは使えないので、電圧を変える変圧器が必要となります。

現在ではドライヤーそのものに電圧を変えるスイッチを搭載した海外対応のドライヤーもありますので、日本からドライヤーを持っていきたい方はそちらをチェックしてみてください。

また、何回も海外旅行へ行くという方は現地でドライヤーを購入してしまうのも一つの手かもしれません。
イタリアで買ったドライヤーはもちろん電源プラグがSE(F)タイプなのでそのまま使えますし、イギリスを除くほとんどのヨーロッパで使用可能です。

おすすめ商品紹介

イタリア旅行に便利な電化製品をいくつかご紹介します。

備えあれば憂いなし。
現地で慌てることのないように事前に準備しておくと安心です。

Cタイプ 変換プラグ

変換プラグはほんとに安いものでいいです。
個人的にマルチタイプの変換プラグはあまりオススメしません。世界中の国をかけ巡るような人には便利かもしれませんが、正直そんなにたくさんの変換プラグはいらないと思います。それと、その手のタイプはなんとなく壊れそうなイメージがあるんです。(使ったことないくせに勝手に思い込んですみません)

それに比べて数百円で買ったCタイプの変換プラグはかれこれ10年も使ってます。

シンプルで安くて丈夫、変換プラグはこれでも十分です。

USBポート付きの変換プラグ

マルチタイプの変換プラグはオススメしませんが、USBが付いてる変換プラグはすごく便利です。

これがあれば旅行中のホテルで、デジカメ、スマートフォン、パソコンを同時に同じ場所で充電することができます。ホテルの部屋であっちこちのコンセントを使わずに、一か所でまとめて充電できる心地よさ。お気に入りです。

海外対応ドライヤー

海外旅行で持っていく電化製品で、通常の場合、変換プラグのみでは使えないのがドライヤーです。

ドライヤーはほぼホテルの標準アイテムですが、泊まるホテルによっては普段使っているものより風力が弱かったり、コードが固定されていて移動できない(ユニットバスで次の人がシャワー浴びれない!)なんてこともあるかと思います。

今の時代、スイッチ一つで海外の電圧に対応してくれるドライヤーもあります。コンパクトに折りたためるものや、風量もしっかりした高性能のドライヤーもあるので、海外旅行好きの人はひとつ持っておいて損はないと思います。

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