【Cotton Club】ベネヴェントの郷土料理を味わえる家庭的なオステリア

2026年7月訪問
数年ぶりにナポリから車で約1時間ちょっと走ったところにあるベネヴェントへと行ってきました。
今年の夏はヨーロッパ全体が酷暑ということで、たしかにこんなに暑いなつはいつぶりだろう...といったところです。ベネヴェントやアヴェッリーノはナポリに比べて緑豊かな山地ということもあり、暑さも少しは和らぐはず。
そう思っていましたが、ベネヴェントの市街地はナポリと変わらないくらい暑かった。やっぱりベネヴェントでも山の方に入っていかないと涼しくないことを実感しました。
さて、今回訪れたオステリアはコットン・クラブ(Cotton Club)というお店で、パブのようなポップな店名とは裏腹に、ベネヴェントの郷土料理を提供する伝統的なレストランです。

ベネヴェントはサラミやハムなどの加工肉が美味しいことでも知られていて、ピエトラローヤ産の生ハムはカンパニア州の生ハムとして最高に美味しいです。ただ、生産量が少ないため、あまり流通することがなく、ナポリ市内でもあまり目にしません。
ベネヴェントにきたらぜひこうしたローカルな食材を食べておきたいものです。
まあ、今回はハムの盛り合わせ(Tagliere di Salumi)は頼まなかったのですが...(オイ)
前菜で頼んだのはブルスケッタ。妻が色々なハーブをつかったトマトソースのパッケリ、筆者は豚フィレのローストを注文しました。

ブルスケッタは、ひとつが黒オリーブのタプナード、もうひとつがラルド、さいごにナスとレモンのブルスケッタでした。どれも香ばしくガリっと焼かれたパンにぴったり!ラルドとパンの相性は計り知れないですね。
ナスのブルスケッタも、レモンの皮がさわやかな良いアクセントになってとても美味しかったです。
そしてパスタとメインの料理到着。



まず、パスタのヴッチリア風(alla Vucciria)というのは聞いたことがなかったのですが、パレルモのヴッチリア市場に由来するのだとか。ヴッチリア風はそこまで「これ!」という決まりのある感じではなさそうで、このお店ではミニトマトやドライトマトに、オリーブ、ケッパー、それにサンニオ地方でとれた10種類ものハーブをつかったソースでした。
シンプルだけど、ドライトマトやハーブの香りが食欲をそそぎ、とても美味しいパスタでした。ただパッケリはバリカタ(笑)
豚のローストもやわらかく、フレッシュトマトのソースとたっぷりルーコラと一緒に食べると、ちょっとしたサラダ感覚で食べられて夏にもぴったりの一品。満足しました。

実はベネヴェントには、カルドーネ(Cardone)という肉と野菜のスープ仕立ての料理や、白インゲン豆とブロッコレッティとパンを煮込んだパンコッタ(Pancotta)などの冬の料理が多くあるんです。ナポリではカルドーネなんて郷土料理だしているところはないし、冬になったらまたベネヴェントに来なくては!
お店の人に聞いたら、冬はもちろんカルドーネやってるよ!とのことなので、冬にリベンジを誓いました。
Cotton Club
住所: Via Annunziata, 130, 82100 Benevento BN
営業時間: お昼と夜
定休日: 水曜の夜
料金: 20-40ユーロ(一人)

