人物紹介
今やイタリアの音楽界でも若い世代を中心に大人気のラップ。クレメンティーノはカンパニア州のアヴェッリーノ出身、ナポリで育ったラッパーで、まさにナポリのラップの先駆け的な存在です。
14歳の頃からラップを始めたクレメンティーノは、フリースタイルを中心に音楽活動に没頭し、Tecniche Perfette(2004年)、Da Bomb(2005年)、Valvarap(2006年)、2theBeat(2006年)などのフリースタイルの大会で優勝。その年に自身ファーストアルバムとなるNapolimanicomioをリリースします。
フリースタイルをしていた頃は、対戦相手を言葉で打ちのめす様子から"白いハイエナ(iena bianca)"のニックネームで知られ、自身の体にも白いハイエナのタトゥーが入っています。
ソロやグループとして活動しながら2011年にはセカンドアルバムI.E.N.Aをリリースし、イタリア人有名ラッパーであるファブリ・フィブラとユニットを結成するなど勢いはますます加速。その後も現在に至るまでナポリを代表するラッパーとして活躍しています。
本名 | Clemente Maccaro |
生年月日 | 1982年12月21日 |
出身地 | Avellino |
職業 | ヒップホップ、ラップ |
代表作品 | Cos cos cos Quando sono lontono O' vient Partenope Stella do' cielo Fumo...etc |
楽曲紹介
クレメンティーノの代表曲を数曲紹介!
彼の音楽の特徴はただリズムがいいだけでなく、歌詞をしっかり書いていること。ふざけたり、笑わせたり、皮肉をいいながらもナポリの実情や問題、愛を伝えている楽曲がたくさんあります。
●La luce (光)
ファブリ・フィブラとのユニット・RapStarの曲で、クレメンティーノの代表曲のひとつ。
暗く混沌とした町の中で夢を見る若きクレメンティーノ。決して豊かではない現実がありながらも、自分を信じて進み続けることで見えてくるわずかな「光」。辛く苦しいことも意味があると思わせてくれる曲です。
●Lo Strano Caso Di Iena White (白いハイエナの奇妙な)
クレメンティーノの凄さと人気がわかる一曲がこのLo strano caso di iena whiteです。
ミュージックビデオの舞台となっているのはナポリ歴史地区の有名ピッツェリアなどがひしめくトリブナーレ通り。カットなしで撮られたビデオは行き交う住人のリアルな反応も見られて、素晴らしい完成度。
●Quando sono lontano (遠く離れた時)
2016年のサンレモ音楽祭で歌われ、クレメンティーノの楽曲でもおそらく一番有名な曲です。タイトルにもあるように、故郷を離れて大人になっていく過程で感じる、子どもの頃の記憶や、懐かしさを歌った一曲。
事情で故郷を捨て、移民として生活しなければならなくなった人たちへの応援ソングでもあります。
クレメンティーノ曲を聴くには
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