【ジジ・ダレッシオ】ロマンチックな歌詞と歌声で魅了するナポリ出身アーティスト -Gigi D'Alessio-
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ジジ・ダレッシオ

人物紹介

ナポリを代表する歌手として活躍し、日本にも来日公演したことのあるジジ・ダレッシオ。

実は、一時期ナポリのマフィアであるカモッラとの関係が報道されたジジ。そんな経緯もあってか、ナポリでも彼の好き嫌いは意見が真っ二つに分かれるのですが、ロマンチックでストレートな歌詞はナポリの市民層からの支持は未だに高いです。

ナポリにはネオメロディコと呼ばれるジャンルがあります。直訳すると"neo-melodico(新しいメロディー)"となるわけですが、いわゆるナポリ民謡とよばれるオ・ソーレ・ミーオ('O sole mio)やフニクリフニクラ(Funiculi Funicula)などのクラシックな大衆音楽が、現代的に発展したものです。

ジジ・ダレッシオはそういったネオメロディコの代表的な歌手で、ナポリ語でかかれたロマンチックな歌詞やメロディー、高音のくっきりとした声が特徴で、ナポリを中心に幅広い世代から支持を集めています。

3人兄弟の末っ子として育ったジジは、幼少期から音楽が大好きで、特にナポリの伝統的な音楽に欠かせない楽器であるアコーディオンを独学で演奏していました。12歳でナポリの音楽学校に入学しピアノ科を専攻、音楽へ打ち込む日々を過ごし、21歳で卒業。

音楽学校卒業後、ナポリを代表する歌手との出会いに恵まれたジジは、当時ナポリ人歌手の重鎮であったマリオ・メローラ(Mario Merola)のピアニストに抜擢されるなど表舞台に活躍の場を広げます。ピアニストとして活動する中、歌手としてもソロ活動を開始し、1992年に自身初のデビューアルバムを発売、2000年には新曲"Non dirgli mai"を引っさげて初のサンレモ音楽祭へ出場、その曲を収録したアルバム"Quando la mia vita cambierà"は発売からすぐにゴールドディスクを記録しました。

その後も数々のヒット曲を生み出し、音楽プロデュースや俳優、TV番組への出演など、その活躍の場は多岐に渡ります。私生活ではカルメラ(Carmela Barbato)と結婚し、3子を授かるも離婚。2006年からはかつてから共演など親しい中だったアンナ タンジェロ(Anna Tangelo)と交際、破局の危機もあったようですが、彼女との間にも一人の子を授かり、幸せに暮らしているようです。

本名Luigi D'Alessio
生年月日1967年2月24日
出身地Napoli(Fuorigrotta)
ジャンルポップ、ネオメロディコ
代表曲Non dirgli mai, Miele, Mon amour, Un nuovo bacio, L'amore che non c'è, Tu che ne sai, Annaré, Ora, Quanti amori,

楽曲紹介

"Non dirgli mai" (ノン ディルリ マイ/彼には黙っておいたほうがいい)

2000年のサンレモ音楽祭で披露し、ジジ・ダレッシオの名を一躍イタリア中に広めた名曲。深く愛し合っていた二人の男女がなんらかの形で別れてしまい、今は他の男のもとへと行ってしまった元彼女への想いをつづった曲です。ふたりが過ごした幸せな日々は別れた後もお互い思い出として残り続け、他の男と一緒になったとしても消えることはないから、せめて彼には黙っておいたほうがいい。という切ない愛の歌です。歌詞中にでてくる"si stasera t'avesse vasà"(もし今夜君にキスをしたら)というナポリ語をサンレモ音楽祭で歌ったことが話題になりました。(当時、方言を公の場で使うのはあまり良いことではなかった)

"Un nuovo bacio" (ウン ヌオーヴォ バーチョ/新しいキス)

ジジ・ダレッシオの数ある人気曲の中のひとつがこの"Un nuovo bacio"というデュエット曲です。2002年に発売された恋に落ちた男女のロマンチックな愛の歌なんですが、そのデュエットのお相手はなんと現在の妻であるアンナ・タンジェロ。まだ当時の妻・カルメラとバリバリ結婚中の時期に、この内容のデュエット曲を発表したジジ。夫婦関係が以前からあまり上手くいっていなかったのか、はたまたこのデュエット曲がきっかけとなってしまったのかは定かではありませんが、この曲から数年後にカルメラとは離婚、その後すぐにアンナ・タンジェロとの交際が公表されました。

歌自体はすごくいい歌なのですが、背景を知ってしまうと、ただロマンチックではすまされないような複雑な気持ちになってしまうのも正直なところです。

"Napule" (ナプレ)

ジジ・ダレッシオの他にサル・ダ・ヴィンチ(Sal Da Vinci)、ジジ・フィンツィオ(Gigi Finzio)、ルーチョ・ダッラ(Lucio Dalla)のグループによってつくられた名曲です。2004年、ナポリを代表するアーティスト(ルーチョダッラはボローニャ出身ですがゲスト的出演)によって歌われるこの楽曲はナポリのテーマソング的存在になっています。

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