【コジモ・ファンザーゴ】ナポリ・バロックを代表する彫刻家 -Cosimo Fanzago-
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人物紹介

ナポリのバロックを牽引した彫刻家といえばこの男、コジモ・ファンザーゴです。人生の大半をナポリで暮らし、多くの作品を残したコジモ・ファンザーゴですが、意外にも生まれは北のベルガモ付近。父方の叔父のいるナポリに17歳の時にやって来ました。

北で幼少期から彫刻を中心に腕を磨いたコジモ・ファンザーゴは、ナポリに来てからもその頑丈な体格と打たれ強い性格、恵まれた血族のおかげもあり、ナポリ貴族と同じような生活を送ることができます。枢機卿のカラファ(Cardinale Carafa)に親族のお墓の彫刻を彫るよう依頼されると、それを期に、主にカトリック教会関係や貴族からの仕事のオファーが舞い込んでくるようになります。

マサニエッロの革命の際にローマに一時避難した以外はナポリに留まり数々の彫刻、建築物に携わったコジモ・ファンザーゴは、まさにナポリのバロックを代表する存在で、今でも街中に彼の作品を見ることができます。

コジモ ファンザーゴ
画像引用: wikipedia
名前Cosimo Fanzago
職業彫刻家・建築家
様式バロック
出生ー死去1591年10月13日ー
1678年2月13日(86歳)

主な作品

・ジェズーヌオーヴォ教会の大理石彫刻(Decolazione Marmorea di Gesù Nuovo)
・サンマルティーノ修道院内のバロック彫刻(Sculture di San Martino)
・サンジョルジョ教会(La Chiesa di San Giorgio Maggiore)
・サンジェンナーロのオベリスク(L'Obelisco di San Gennaro)
・ドゥオーモ内の彫刻、真鍮門(Opere di Duomo)
・サンドメニコ教会の主祭壇(Altare Maggiore di San Domenico)
・ゼヴァロス館(Palazzo Zevallos)
・ドンナアンナ館(Palazzo Donn'Anna)
・セベトの噴水(Fontana del Sebeto)
・ネプチューンの噴水(Fontana del Nettuno)
など他多数

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