【Salvo】ルンゴマーレからほど近いキアイア地区のピッツェリア

2025年1月訪問
ナポリの海沿い、ルンゴマーレからヴィッラ・コムナーレという市営庭園を挟んでキアイア地区側をリヴィエラ・ディ・キアイア(Riviera di Chiaia)といいます。
そんなリヴィエラ・ディ・キアイアには多くの美味しいお店があるのですが、その内のひとつがピッツェリア・サルヴォ(Pizzeria Salvo)です。
フランチェスコとサルヴァトーレのサルヴァ兄弟が経営するピッツェリアで、もともとあったサンジョルジョクレマーノ(Sangiorgio Cremano)のお店と、このリヴィエラ・ディ・キアイアの2つの店舗があります。
ミシュランガイドや世界のピッツェリアTOP50にも選ばれているお店で、一度来てみたかったのですが、今回初めて訪問することができました。
店内はウッディな床とモダンな印象で、ピッツェリアというより美術館のような空間となっています。細部までデザインが凝っていて、テーブルや椅子もおしゃれ。内装にもすごいお金かかっているなあと思いました。

メニューを見てみると、なんとマルゲリータだけでも7種類もありました。
7種類のマルゲリータといっても、トマトソースではなく、チーズとミニトマトをつかったフィレット(Filetto)のようなものや、モッツァレラの代わりにブッラータをつかうものなどあり、それはマルゲリータではないんじゃ...とツッコミたくなりましたが、まあいいでしょう。

値段はピッツェリアにしては高めの設定で、一番シンプルなマルゲリータで8ユーロ。トッピングのあるピッツァは全て10ユーロ超えでした。値段設定からも、伝統的なピッツァというよりは、コンテンポラーネア寄りなのが分かります。
前菜はおすすめとのことで3種類のトマトをつかったモンタナーラを頼みました。
使っているトマトは一つ目がヴェズヴィオ山麓でつくられているピエンノロ種、もう一つがサンマルツァーノ種、サレルノのコルバラでとれるコルバリーノ種の3つです。

これトマトソースを食べ比べるためのモンタナーラだと思うんですが、モンタナーラの生地が正直全然美味しくなかった...。ピッツァ生地ではなく、パスタクレッシュータの生地を揚げてあるのですが、もう油吸いすぎて噛む度にじゅわーっと揚げ油がでてきました。
カンパニア州のそれぞれのトマトを食べ比べるアイデアは面白かっただけに、ちょっと残念でした。
気を取り直してピッツァを注文。筆者はパンチェッタとカルチョーフィのピッツァ、相方はクラシックなマルゲリータにしました。


ピッツァは大きく、焼き具合も延ばし具合もバランスのとれたきれいなピッツァ。
コルニチョーネはコンテンポラーネアにしてはあまり残してなくて、どちらかというと伝統的なナポリピッツァに近い印象を受けました。ただ、生地は高加水の生地らしく、軽い仕上がり。
感想としては、ピッツァは美味しいし、見た目もすごくいい仕上がりなのですが、食べているうちにだんだん食べ疲れしてしまう感じでした。前菜のモンタナーラが影響しているのかもしれません。マルゲリータはトマト感強すぎかも。
次回もう一度訪れて再確認したいお店となりました。
Pizzeria Salvo - Napoli
住所: Riviera di Chiaia, 271, 80121 Napoli NA
営業時間: 12:0-15:00, 19:00-0:00
定休日: なし
料金: 20-40ユーロ(一人)
公式サイト: https://www.pizzeriasalvo.it/