【ミモザの日】女性を大事にするイタリアならではの習慣とは -Festa della Donna-

イタリアでは国際女性デーの3月8日に女性へミモザという黄色の花を贈る習慣があります。

その日には花屋さんにミモザを求める男性陣で大賑わい!そんないかにもイタリアらしい国際女性デーとミモザにまつわる習慣についてご紹介します。

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国際女性デーについて

国際女性デーが国連によって正式に決まったのは1975年。女性の社会的な地位の獲得を記念すると同時に、未だに絶えないバイオレンスなどの問題を考え、女性への感謝を表す日です。

3月8日という日にちは、最初こそ国ごとに女性デーの日にちはバラバラだったものの、ロシアの二月革命が起こったのがグレゴリオ暦で3月8日だったことや、各国でも女性デーがその日に浸透されつつあったことから、自然な流れでで世界共通の国際女性デーとして3月8日に決まりました。

女性デーの歴史

19世紀後半から盛んになった女性の社会的・法律的地位の改善を求める運動は、20世紀に入るとますます勢いを増し、アメリカを中心にデモ行進などが頻繁に行われました。

1908年ニューヨークでのデモ行進

国際女性デーのはじまりは1904年にアメリカで起きたデモがきっかけとなった、とよく言われていますが、実際には1908年にニューヨークで起きた縫製工場で働く女性たちによる大規模なデモ行進が発端とされています。

こうした女性のデモ行進やストライキによって、アメリカでは先立って1909年2月の最終日曜日(1909年2月23日)にはじめて全米女性デーとして記念されました。

ヨーロッパでの女性デー

女性デモ
ドイツでの女性デー1914年3月8日
画像引用:wikipedia

女性への社会進出の動きは世界中で活発化し、1910年8月デンマークのコペンハーゲンでは女性の政治参加を唱えるドイツ人社会主義者クララ・ツェトキン(Clara Zetkin)を中心に 大規模な国際社会主義者による会合が行われました。


その翌年の1911年3月19日の日曜日にドイツ、スイス、デンマークなど、フランスでは3月18日、スウェーデンでは5月1日に女性の社会進出をかかげる女性デーがはじめて記念されました。

ですが、まだ女性デーが浸透したわけではなく、国によってまちまちであったり、毎年定期的に行われていたわけではありません。

1911年に女性デーが初めて祝われたドイツで、2回目の女性デーが祝われたのはそれから3年後の社会主義者による週間運動の初日にあたる1914年3月8日の日曜日でした。これには緊迫した世界情勢と1914年の7月に勃発した第一次世界大戦の影響も大きく受けたと思われます。

ロシアでの二月革命

1917年の3月8日、ロシアのサンクトペテルブルクでおきた女性労働者を中心としたデモは、男性や反乱兵も引きこみ大きな革命へと発展しました。

当初の政府の考えに反してその規模を拡大させていき、ついにはロシア帝政を崩壊へと追い詰めました。

この事件は二月革命(ユリウス暦ではまだ2月だったため)とよばれ、女性の社会進出に大きな影響をもたらしました。

イタリアでの女性デーとミモザの花

ミモザ

イタリアで女性デーが初めて祝われたのは、周辺のヨーロッパ諸国に比べて少し遅い1922年3月12日でした。

その20年後の1944年に、ローマを拠点とするイタリア女性組合(Unione Donne in Italia)が結成されました。

第二次世界大戦が終戦した1946年に、イタリア女性組合を中心に黄色の花をつけるミモザが女性デーのシンボルとして提唱されました。

ミモザが提唱されたのはいくつか理由があります。

ミモザの理由

・2~3月にかけて咲く花
・冬を耐え、春にきれいな花を咲かせる
・どんな地でも育ちやすい
・経済的で、誰でも手に入りやすい

誰でも手に入りやすいっていうところをポイントにするのが、なんかイタリアの良さがすごくでてるなあと感じますよね。ちなみに他にもカーネーションや、アネモネといった花も候補にあがっていたようです。

イタリアでは男性が日ごろの感謝を込めて、女性にミモザの花を贈る習慣があります。イタリアの3月8日は街中にミモザを売る出店や花屋がミモザの花であふれ、なんとも幸せなムードに包まれます。

ミモザにちなんだ料理

ミモザ Mimosa(ドリンク)

スパークリングワインとオレンジジュースつくるカクテル

実は発祥はイタリアではなく、フランス。
シャンパンとオレンジジュースでつくられ、名前も"シャンパーニュ ア オランジュ"(Champagne à l'orange)"とよばれていました。

それがイタリアに伝わり、その美しい黄色のカクテルはいつしか"ミモザ(Mimosa)"と呼ばれて、特に女性に人気のエレガントなカクテルとして飲まれるようになりました。イタリアではスプマンテと搾りたてのオレンジジュースでつくられることが多いです。

トルタ ディ ミモザ Torta di Mimosa

ミモザのケーキ

ミモザの日に食べられるドルチェにトルタディミモザがあります。

ミモザのケーキという名のこのドルチェはこの時期のみつくられます。そこまでメジャーではありませんが、パスティッチェリアによってはミモザの時期に合わせてつくっているところもあります。

生クリームやレモンクリームなどを中に入れ、丸く仕上げたスポンジケーキの上に、クリーム、さらに細かくほぐしたスポンジケーキをミモザの花のようにデコレーションします。

ミモザのサラダ Insalata di Mimosa

ゆで卵を細かくしてサラダの上にかけたりするレシピはミモザのサラダとして有名ですが、発祥はロシアやアメリカだと言われていて、実際、イタリアでお目にかかることは少ないでしょう。

日本でもミモザを送ろう

女性に対して優しく接するのが当たり前で、美徳とされるイタリアでこその習慣ですが、近年ではその習慣も世界各国に広がりを見せていて、日本でも当たり前にミモザをプレゼントする、そんな日が来たら嬉しいですね。

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