【Vienm a truva'】ヴォメロ地区のアットホームなトラットリア

2020年6月訪問
歴史地区に比べて優雅な雰囲気のたよるヴォメロ地区。
ヴォメロにはハンバーガーを売りにするイギリス風パブやアペリティーヴォのできるバールが多い印象ですが、レストランやピッツェリアもたくさん!

今回は日曜日のランチにヴァンヴィテッリ広場近くの「Vienm a truva'」へと行ってきました。
なんとも呼びにくい名前...。笑
ナポリ方言ですが、これをイタリア語にすると「Vienimi a trovare」、「おれに会いに来てよ」といった感じでしょうか。店名からなんだかアットホーム感ある印象ですよね。
店内はそれほど大きくなく、お客さんは地元の家族連れが多い印象です。日曜日のランチはやっぱり家族連れが多いです。
前菜はカタクチイワシのマリネ(Alici marinate)があったので、迷わずこちらを!夏になるとこういうマリネやさっぱりとした前菜が食べたくなりますよね。

酸味がしっかりしたマリネで、敷いてあるルーコラやにんじんも意外といい仕事しています。
パスタはムール貝のスパゲッティ。

盛り付けがひと昔前のリストランテって感じで、逆にいい。ナポリにしてはゆで加減もアルデンテすぎずしっかりゆでてあり、塩加減も優しい感じの味付けでした。シェフの丁寧な性格が料理にでています。
パスタを食べ終えてゆったりしていると、カメリエーレがドルチェを持ってきてました。あれ、頼んでないんですけどというと、「これはサービスだよ!」とのこと。しっかりかためで濃厚なパンナコッタで、サービスとなるとさらに美味しく感じてしまう。

料理もサービスも良い、ちょっと懐かしい感じのするトラットリアでした。
2024年5月訪問
久しぶりにヴォメロにある「Vienm a Truva'」に行ってきました。
店内は少しイメージと変わっていましたが、もう何年も前なのでうろ覚え 笑。
今回はパスタは頼まず、ワインに合う前菜とメイン料理を注文しました。前菜は、ナポリ料理の定番タコのサラダ(Insalata di Polipo)、小イカのフリット(Frittura di Caramarelle)。


タコはかなりやわらかくゆでてあって、レモンの酸味がしっかりきいていました。サラダにつかわれているルーコラが安いのでなくて、しっかりした美味しいルーコラでした。
この小さなホタルイカサイズのイカはフリットにしても、パスタにしても味が出てすごく美味しいんです。白ワインとの相性抜群の前菜たち。
続いてはバッカラのロースト(Baccala' Arrostito)。
バッカラは塩漬けタラのことで、煮物やフリットにするのが定番で、あまりローストにはしない魚。興味を引いたので注文してみました。

シンプルにソテーしたバッカラ、たぶん煮込みの方がバッカラには合うかもしれませんが、暑くなってきているし、たまにはこうして焼いてレモンを絞っていただくのもありですね。
付け合わせでナスグリルとトマトスライスと、夏っぽくてこちらもよかったです。
こうした小さなお店が長く続いてるのには理由がありますね。
Vienm a truva'
住所: Via Michele Kerbaker, 108, 80129 Napoli NA
営業時間: 12:00-15:30, 19:00-23:30
定休日: 月曜はディナーのみ、日曜はランチのみ
料金: 20-30ユーロ(一人)
アクセス: ヴァンヴィテッリ駅から徒歩数分
公式サイト: なし