【Luminist】2つ星のシェフが手掛けるナポリ・トレド通りのビストロ

2024年4月訪問

2022年、ベネヴェント県、テレセ・テルメ(Telese Terme)にある２つ星レストラン「Krèsios」のシェフであるジュセッペ・イアンノッティ(Giuseppe Iannotti)によって手掛けられたお店がトレド通りにできました。

お店はカラヴァッジョの作品などが展示されているガッレリア・イタリアのある建物にあり、1階のビストロ「Luminist」、5階のレストラン「177 Toledo」の2つがオープンしました。

今回は1階のビストロ、ルミニスト(Luminist)に行ってきました。

ランチの時間帯に行ったのですが、店内は木をつかったゆったりとしたエレガントな空間。今までこんなおしゃれなビストロはナポリになかったので、どこか違う国に来た感じすらします。2つ星レストランのシェフが手掛けるだけあって、サービスもしっかりしていて、ビストロのラフさもありながらきっちりとした接客です。

メニューは多彩で、アボカドトーストやクラブサンドウィッチなどのカフェメニューから、本格的な寿司、ナポリの伝統料理と、幅広い料理が揃います。なかでも、シェフは寿司に力を入れているようで、素材にこだわった本格的な寿司がナポリで楽しめます。

今回筆者が注文したのはヴィテッロ・トンナート(Vitello Tonnato)。茹でた仔牛肉を薄くスライスし、ツナのソースを合わせたピエモンテの代表料理です。

ナポリでは滅多にお目にかかることのないヴィテッロ・トンナート、久しぶりに食べてとても美味しかったです。火加減もちょうどよく、しっとりとしたロゼの仔牛は絶品でした。

お値段はそこそこしますが、料理のクオリティを考えれば高すぎることはなく、むしろ丁寧な料理とサービスをこの料金で楽しめるのはかなりいいと思います。ナポリ料理の重めの食事につかれたら、こうしたビストロで軽めのランチもいいですね！

2024年7月訪問

以前も訪れたルミニスト。

今回は子どものパスポート申請のため、朝早くからナポリのトレド通り周辺にいたため、ルミニストで朝食をしようとやってきました。

朝食でもしっかりホールスタッフがいて、かなりしっかりとしたサービスにびっくり。さすがジュセッペ・イアンノッティのバールといったところでしょう。

朝食メニューもかなり充実していて、パンケーキ、ジャンドゥーヤのクレープ、グラノーラとヨーグルト、フルーツ盛り合わせ、フレンチトーストなどの甘い朝食から、クロックムッシュ、アヴォカドトースト、シーザーサラダなどのしょっぱい系の朝食まで。

こんなしっかりした朝食食べれるところはナポリでは他にないでしょう。

筆者はフレンチトースト、相方はパンオショコラを頼みました。

すごい豪華なフレンチトースト！！

しょっぱめのパンにふんわりとした甘い卵のかおり、カスタードと生クリームのデコレーションがおしゃれな一品。真ん中のベリーソースの酸味がバランス良くてこれまた絶妙です。

パンオショコラもパリ顔負け！バターの香りがすごくて、パリパリの生地は満足度マックスでした。

ナポリでこんな朝食を食べれる日が来るとは。値段はかなりお高めですが(たしかフレンチトースト16ユーロくらい)、たまにはこんな朝食も良しとしましょう。

Luminist Cafè Bistrot

住所: Via Toledo, 177/178, 80134 Napoli NA
営業時間: 8:00-19:00
定休日: なし
料金: 10-30ユーロ(一人)
アクセス: トレド駅から徒歩約3分
公式サイト: https://linktr.ee/luministcafebistrot