ナポリの物価ってどれくらい?ナポリ滞在にかかる費用の目安
スポンサーリンク

ナポリの物価は一体どのくらい?

イタリアの都市の中でも物価が比較的安いといわれるナポリ。実際の物価はどのくらいでしょうか。

日本から旅行でナポリに来る場合にはそこまで物価は高くない、むしろ物によっては物価が安いと感じることも多くあります。特にイタリア食材や、メルカートにある商品などは日本では考えられないような価格で手に入ります。

また、ナポリ製のシャツや革靴などは世界的にも有名で、ナポリのスーツといえば世界中のセレブがオーダーメイドで仕立てを注文することでも知られています。そんな質の高いナポリ製のファッションアイテムも、日本では考えられないような値段で手に入るものもたくさんあります。

ただ、実際に住んでみると、物価はそこまで安くなくむしろ高いと思えることもよくあります。これはナポリの平均所得の低さから考えると納得できます。(なんと平均所得は約1000ユーロ、日本円で12~13万円ほどです)

交通費

ナポリ市内では地下鉄、電車、バス、ケーブルカー、タクシーなどを使って移動することが可能です。公共交通機関をつかえば市内の交通費はかなり安く抑えられます。

ただ残念ながら日本やフランス、ロンドンなどの大都市と比べてしまうと公共交通機関が整備されているとはいえず、電車やバスの本数が少なかったり、遅れてくることは日常茶飯事です。

とはいえ、ナポリ市内自体はそんなに大きくないので、主要な観光スポットを歩いて回ることもできます。市内の移動はメトロのLinea1Linea2がカバーしているので、このメトロと徒歩を使っての移動が主な交通手段となります。


・メトロ L1・ケーブルカー・バス(1区間) 1.1ユーロ
・メトロ・ケーブルカー・バス(一日乗り放題) 3.5ユーロ
・アリブス(カポディキーノ空港~ナポリ市内) 5ユーロ
・フェリー(ナポリ~カプリ島 往復) 約30~40ユーロ
・タクシー(サンカルロ劇場~カポディキーノ空港) 約20~25ユーロ

ホテル・滞在費

イタリアの第三の都市であるナポリ。

他のミラノ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ローマなどに比べ、ホテルにかかる費用はこの街の大きさを考えると経済的と言えます。それより、ナポリ近郊のカプリ島や、アマルフィ、ソレントなどのリゾート地は夏のハイシーズンになるとどこのホテルも満室になったり、値段も高騰します。


・ナポリ B&B(大人2名・1室) 約40~80ユーロ
・ナポリ 高級ホテル(大人2名・1室) 約100~250以上
・カプリ B&B(大人2名・1室) 約80~150ユーロ
・カプリ 高級ホテル(大人2名・1室) 約200~400ユーロ以上

※カプリやアマルフィなどのリゾート地ではハイシーズンはホテルの価格も高騰します。逆に5-6月や9-10月などの夏季前後を狙えばお得に旅行することができます。

バール・カフェテリア

イタリア人の生活で欠かせないもの、それがバールです。

ナポリでは特にカフェ文化が根強く、イタリアの中でも一番おいしいエスプレッソが飲めるのはここナポリといわれています。カフェの価格も他のイタリアの都市に比べて安いです。

基本的にイタリアではエスプレッソの立ち飲みカウンターでサッと一杯飲むのがイタリアスタイルで、最初は日本との違いに戸惑うというか、ゆっくり座ってコーヒーを飲みたいと思うかもしれませんが、慣れてくるとバールの使い勝手のよさにはまってくること間違いありません。


・カフェ(エスプレッソ) 0.9ユーロ
・カフェ マッキアート 0.9ユーロ
・カプチーノ 1.2ユーロ
・コルネット(クロワッサン) 1ユーロ

※値段はカウンター(Banco-バンコ)の料金です。席に座って飲む場合はコペルト(席料)やサービス料がかかる場合があります。

レストラン・食費

観光の醍醐味であるレストランの食事。しっかりとしたリストランテにいけばそれなりの値段はしますが、ナポリは他のイタリアの都市に比べてレストランの値段はかなりリーズナブルでボリュームもあるので満足度も高いです。

そしてナポリといえば、やっぱりナポリピッツァ。 直径30㎝を超えるマルゲリータが1枚3.5~4.5ユーロが相場で、その価格もさることながら、味も他では味わえない最高の素材でできたものです。 本場ナポリにかなう場所はイタリア中探してもありません。

観光地でありながら、庶民のトラットリアやピッツェリアでは驚くべき価格で美味しいナポリ料理を提供しています。

・マルゲリータ 約3.5ユーロ
・フレッシュトマトのスパゲッティ 約6ユーロ
・ボンゴレのスパゲッティ 約10ユーロ
・モッツァレラチーズとトマトのサラダ 約8ユーロ
・グラス白ワイン 約3ユーロ

スーパー

食材に関しては食材によってイタリアの方が安かったり日本の方が安かったりします。

特に野菜や果物などは量り売りで売られていて、日本に比べて遥かに安いです。港街のナポリですが意外にも魚介系はお高め。日本の方が鮮度も良くて安いです。

日本では八百屋や魚屋などの専門店が大型スーパーなどの台頭により衰退を強いられていますが、イタリアでは専門店が未だに頑張っています。

ナポリ人は食と人との繋がりをすごく大事にするので、スーパーで一気に買い揃えるよりも、鶏肉はあそこの角のアントニオのところ、八百屋はちょっと遠いけど昔から行っているパオロのところ、魚はいつもまけてくれるパスクワーレのところで、、などの昔ながらのショッピングスタイルが残っていて、そこがイタリアの大好きなところでもあります。

生活に欠かせないスーパーマーケット。旅行で訪れる機会は少ないかもしれませんが、イタリアのスーパーにはイタリア食材が溢れていて見ているだけでも楽しくなります。


・ズッキーニ 約1.9ユーロ(1kg)
・ミニトマト 約1.65ユーロ(1kg)
・オレンジ 約1.5ユーロ(1kg)
・あさり 約12~15.0ユーロ(1kg)
・ムール貝 約2~4ユーロ(1kg)

1週間あたりのおよそのナポリ滞在費

1週間あたりのナポリの滞在費用はどのくらいか見てみましょう。

一日の費用(一人当たり)を
・ホテル代(50ユーロ)
・ランチ代(20ユーロ)
・交通費(10ユーロ)
・観光費(50ユーロ)
・ディナー代(30ユーロ)とすると

一日当たり160ユーロ。
一週間で1120ユーロ。
航空券を800ユーロとすると1920ユーロ。
1ユーロ125円とすると、合計で240,000円。
おみやげ代をいれて30万円前後が相場といったところでしょうか。

もちろん予約するホテルのグレードや部屋のタイプ、シーズン、ナポリだけでなく近郊の街への行くとなるとその金額も変わっていきますが、ひとつの目安としてお考えください。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事