上質なレモンが採れることで有名なソレント、アマルフィ海岸沿いの町を中心に有名なのがレモンのリキュール、リモンチェッロ(Limoncello)。
爽やかなレモンの香りが大人気のリキュールについてご紹介します。
リモンチェッロとは
リモンチェッロとはその名の通り、レモンを使ったリキュールです。レモンの黄色い皮部分のみを削って蒸留酒に漬け込んで色と香りを移し、シロップで割って甘さを足してつくります。
起源については諸説ありますが、1900年代のカプリ島に住むマリア・アントニア・ファラーチェ(Maria Antonia Farace)さんが、自身の庭になる立派なレモンを使ってリキュールをつくり、来賓客に振舞っていたという話をよく聞きます。ただしその他にもソレントやアマルフィでも同じようなリキュールは存在していたともいわれ、起源を特定するのは難しいようです。
リモンチェッロはアルコール度数が25~35度くらいあるのですが、砂糖と水でつくったシロップで割ってあるので甘く、さらにレモンの香りが爽やかなのでスラッと飲めてしまう食後酒です。調子に乗ってクイックイッと飲んでいると後でガツンときますので要注意。
リモンチェッロの飲み方
リモンチェッロは食後酒として飲むのが一般的で、冷凍庫に入れてキンキンに冷やして飲みます。ぬるいリモンチェッロは美味しくないので注ぐグラスも冷凍庫に入れて冷やしておきましょう。
食後酒として飲む場合にはストレートで飲みますが、ソーダで割ったり、カクテルに用いるケースもあります。
また、リモンチェッロはお菓子の風味、香りづけにも大活躍!レモンのケーキやタルトなどをつくる際にリモンチェッロを少し加えるだけで爽やかなレモンの香りとアロマがより美味しいお菓子に変身させてくれます。
可愛らしいボトルが人気の秘密!
リモンチェッロの何がいいって可愛らしいボトルがいいですよね!透明なボトルに透き通ってみえるレモンのイエローが美しく、宝石のようにキラキラ輝いて見えます。
現地で買うリモンチェッロにはその土地の名前やイラストが手書きでデザインされていたり、リモンチェッロを飲んだ後も飾りたくなるようなものばかりです。
リモンチェッロの本場ソレントには可愛らしいボトルのリモンチェッロがたくさん!
おみやげにぴったり!
リキュールのお土産はちょっと重くて大変かも、、という方でも大丈夫。ナポリをはじめとしたカプリ島、ソレント、アマルフィなどでは小さな手のひらサイズのリモンチェッロもたくさん売っています。
そして値段も意外とお手頃!小さいものであれば2~3ユーロほどで買えてしまうので、たくさんの人に買う場合、バラマキ用としても嬉しいアイテムです。