イタリア旅行をしようと決めた時に、不安になるのが言語ですよね。
「イタリア語ができないけど大丈夫?」「英語は通じるの?」こうした疑問について解説していきます!
イタリアの公用語は "イタリア語"
イタリアで使われている言語はイタリア語です。
世界でイタリア語を日常的に使っている人口は6000万人で、そのほとんどがイタリアに住んでいます。
日本でも身近なところで知らず知らずのうちに使っているイタリア語もけっこうあります。「あ、これってイタリア語だったの!?」なんてことやその逆のパターンもよくあり、親しみやすい言語だと思います。
パルコ(百貨店)-parco(公園)
オッジ(雑誌)-oggi(今日)
ウオモ(雑誌)-uomo(男)
ラッテ-latte(牛乳)
パッソ(車)-passo(一歩)
ヴィスタ(車)-vista(景色)
セレナ(車)-serena(穏やかな)
アルト(車)-alto(高い)
ステラ(車)-stella(星)
keraoke-カラオケ
tsunami-津波
cachi-柿
sushi-寿司
anime-アニメ
manga-マンガ
dorayaki-どら焼き
surimi-すり身
kimono-着物
イタリアは方言が強い!
イタリアは1861年にイタリア王国として現在の各州が統一されるまでは、全く別々の国々でした。そのため今でも各地域ごとに、その地独特の言語・方言が残っています。
大枠でまとめるとフランスの国境に近い北部イタリアではフランス語の影響を受け、スペインによって政治的支配が続いた南部イタリアではスペイン語の影響を受けています。
標準イタリア語はそういった周辺諸国の影響を一番受けてない、中央に位置するトスカーナ州あたりとされています。イタリア統一から、各地で標準イタリア語が教育されてきて、現在ではどこの地域でもイタリア語が通じるようになりました。
ナポリ特有の方言
ナポリにもナポリ語(方言)とよばれる特有の言語があり、かなり強い方だと思います。
私も初めてナポリに来た時に、フィレンツェで習ったイタリア語と全然違ったことに驚きました。特にお年寄りや訛りの強い地区の人が話す言葉はちんぷんかんだったのを覚えています。単語自体まるっきり変わったり、文法も変わってしまうこともよくあるので、もはやイタリア語ではない別の言語として考えた方がいいくらいです。
イタリアで英語は通じるの?
さて、本題のイタリア人の英語力ですが、観光地であれば英語でも通じます。
北イタリアのミラノ、トリノ、ヴェネツィア、フィレンツェあたりの観光地であればほぼ問題なく英語も通じると思います。特にホテルやレストランのホールなどでは英語を話せるのが条件であったりするので、旅行する分には英語が話せれば問題ないでしょう。
ナポリで英語は通じる?
ナポリで英語.....残念ながらちょっと難しい気がします。イタリアで人口第3位を誇る大都市ナポリですが、英語に関してはまだまだ通じるとは言えません。
理由として、やっぱりナポリの人たちは自分たちの言語にすごく愛着があるからだと思います。こっちが英語で話しかけてもバリバリに訛ったナポリの方言が返ってくることもよくあります。
ただそれとは逆で、最近では「英語を話せるのはかっこいい」というイメージがなんとなくナポリ人の間にうまれていて、やたらと嬉しそうに英語を使いたがる人もいます。こっちがイタリア語で話しかけてもカタコトの英語が返ってくる 笑。
外国語を話す時は自信をもって!
イタリア人の使う英語は決して上手とは言えません。
英語の発音が下手だと言われる日本人の方がうまいと思うこともよくあります。それなのに彼らは堂々と話します、彼らにあって日本人にないもの、それは "自信" です!失敗を恐れず、まずは声に出してみましょう。
大事なコミュニケーション要素 ジェスチャー
イタリアでコミュニケーションをはかる上で最も重要なものがジェスチャーです。
イタリア人は冗談抜きでしゃべれなかったとしても、意思疎通ができます。それくらい彼らのジェスチャーによるコミュニケーション能力は高いです。特に言語が通じにくいシーンでは特にこのジェスチャーが大事で、ジェスチャーさえうまく使えれば大概の事は表現できます。
話をする時はジェスチャーもまじえながら話すことを意識いてみてください。